【宮城県】教習資格認定申請に行ってきた

警察署へ教習資格認定申請へ

以前の記事で猟銃等講習会の考査で合格した旨を掲載した。その次の段階は射撃教習を受けるための資格を警察に認定してもらうことになる。
tk-hunting.hatenablog.jp

というわけで、講習修了証明書とその他諸々の書類を携えて所轄の警察署へと行ってきた。

提出物一覧

今回の提出物は以下に示す通り(宮城県の場合)

  • 申請人の写真(提出前6か月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、無背景の縦の長さ3.0cm×横の長さ2.4cm)2枚
  • 診断書 (精神保健指定医が作成したものの他、過去に申請人の心身の状況を診断したことのある医師 (主に定期的に診断を受けている掛かりつけ医師)及び判断に必要な知識経験を有すると公安委員会が認める医師)
  • 住民票の写し(本籍地記載のもの)
  • 講習修了証明書(提示。コピーを頂く場合があります)
  • 経歴書
  • 同居親族書
  • 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者に該当しない旨の市町村(特別区を含む。)の長の証明書

※情報元
www.police.pref.miyagi.jp

上記に加えて「教習資格認定申請書」と県の収入証紙「¥8,900-」の提出も必要となる。
書類は自宅でダウンロード&印刷し、手書きで作成した。
収入証紙は担当の方に購入を指示されるため、そのタイミングで購入した。

教習資格認定申請書の裏には犯罪歴を記載する項目がある。過去に一度だけスピード違反で取り締まられたことがあったため、正直に記載の要否を確認したが不要とのことだった。

  • 診断書

取得までが長かった。別項目で紆余曲折を綴る。
診断書は警視庁のページに以下の記載があったため、以前病院で発行してもらった領収書を添付した。

過去に申請者の心身の状況について診断したことがある医師の診断書を提出した場合には、過去の受診記録が証明できる書類等(初診日が記載された診察券、過去の領収書等)を提示していただきます。

教習資格認定申請 警視庁

  • 住民票

これは警視庁のページに以下の記載があったため、それに従った。

住民票の写しは、本籍地及び家族全員の記載があるものが必要です。

教習資格認定申請 警視庁

  • 経歴書

過去10年間の勤務先と住んでいた場所を記載する必要がある。
5行ずつしか書けず、自分は両方の項目が6行必要だったため、2枚印刷して書いてほしいと指示があった。

診断書の取得に苦戦

さて、上記提出物の中で最も苦労したのが診断書である。
前回所轄の警察署を訪れた際に、「できれば精神保健指定医がいる病院でとって欲しい」と言われた。
そのため、まずは市内の精神科に電話してみるが3件問い合わせて、2件は書けないと言われた。残り1件は、「書けるけど数ヶ月先になる」という回答だった。それでは困るためお断りした。

さて困った。とりあえず近所の病院に電話すると「内科でなら書ける」と言われた。精神科は無理そうなので、内科で書いてもらうことにして病院へ。
すると診察の直前で、持参した診断書が見慣れないフォーマットである+初診じゃなければ書けるという旨でお断りされた。

いやいや、狩猟のための診断書書いたことあるし、初診でもOKって電話で言ってたじゃないすか…。

困ったので所轄の警察署に電話で相談。
狩猟免許のときに書いてもらった病院ならどうかと提案するが、「今回は地元のかかりつけ医にて発行してもらってください」との回答。
しかし、「もしかすると県警で指定する精神科がある病院へ追加で行ってもらう可能性がある」とも言われた。長野の事件の影響か、このあたりは厳しくなっているのか。

地元のかかりつけ医には既に話を通していたので、無事発行していただき今回提出に至った。

面接

書類を提出すれば終わりというわけではない。
提出後に取調室のような場所で面接が始まった。
面接時間は1時間程度。
緊張度合いもMAXに。

聞かれた内容

  • 勤務先の確認(住所、連絡先)
  • 仕事の内容はどのようなものか
  • 自宅の住所
  • 引っ越しの理由
  • なぜ猟銃を所持したいのか
  • ギャンブルをするか
  • 犯罪歴はないか
  • 飲酒はどの程度するか(量や頻度)
  • 所持したい銃の種類は何であるか
  • 通いたい射撃場はあるか
  • どのくらいの頻度で射撃練習したいか
  • 猟銃で獲りたい獲物は何か(鳥類or獣類)
  • 猟銃を持つことに家族の反対はないか

身辺調査の際の連絡先

面接の最後に今後実施する身辺調査の協力者を紙に書いて欲しいと言われた。
親や大家さん、ご近所さんなど。

持ち帰って後日提出かと思いきやその場で書いて提出してくださいと言われ焦る。
なにせ、ご近所さんには話もしていなければちゃんとした住所、電話番号も分からない始末。

しかし、それも杞憂に終わった。

担当の方が地図を持ってきてくれて、それでご近所さんの住所を特定できた。苗字も判明。
警察署から引き上げた後にご近所さんにその旨を伝えに行くと、快く引き受けてくださった。

引っ越してきて間もない自分たちにとっては神のような存在(T_T)

結果的に自分は以下の4名を調査の協力者として警察にお伝えした。

  • 不動産屋
  • ご近所さん

ちなみに、全ての人を当たるわけではないらしい。
もちろん、自分たちの家にも調査に来る。その際にガンロッカーの設置場所など相談に乗っていただけるらしく、現状で予定している部分がOKか聞いてみようと思う。
ビスどめ許可は不動産の方から了解を得ている。

最後に担当者の方が「調査、頑張って進めますので射撃の方はYouTubeなどみてモチベーションを高めていてください」と言ってくださった。

なんと良いお方なのだろうか。
こちらで出来ることはほぼ無いので、あとは気長に待とうと思う。1ヶ月ほどかかるようなので結果は来月になるだろう。

現状の出費

さて、出費の状況は以下にまとめてある。
ついに3万円を突破した。

分類 日付 内容 費用 備考
通信費 5/15 新人ハンター養成講座申込 ¥120 切手代
通信費 6/16 初心者講習会申込 ¥50 FAX
雑費 6/16 証明写真 ¥900
受講費 6/17 新人ハンター養成講座 ¥2,000
雑費 6/21 診断書 ¥3,000
書籍代 6/21 猟銃等講習会試験対策例題集Ⅲ ¥1,568 テキスト
受講費 6/22 試験申し込み証紙 ¥5,200 県収入証紙
通信費 6/22 狩猟試験申込 ¥120 切手代
受講費 6/22 猟銃等初心者講習申込 ¥6,900 県収入証紙
書籍代 6/27 猟銃等講習会(初心者講習)考査
絶対合格テキスト&予想模擬試験5回分
¥2,530 テキスト
受講費 初心者講習受講料 ¥0 新人ハンター養成講座受講者は無料
雑費 7/31 診断書 ¥3135 かかりつけ医にて
雑費 8/3 住民票 ¥300
受講費 8/4 教習資格認定申請 ¥8900 県収入証紙
合計 ¥34,723

※交通費などは含めない

買って良かった猟銃等講習用の問題集

予想模擬試験が5回分ついているし、覚えなければいけない数字系の部分が分かりやすくまとまっている。
掲載の法令は今後常につきまとうことなので、考査合格後も何度も開く機会があるだろう。