血の赤さに驚くイノシシ駆除の見学

猟期、終わる

猟友会に入会後1度だけ狩猟に連れて行ってもらった。
前回の記事である。
tk-hunting.hatenablog.jp

それっきりで何もないまま猟期が終わってしまった。
2、3月は忙しくて射撃に行くのもままならず、ハンターっぽいことができないなぁと思っていたら支部長さんより入電。

有害駆除の見学のお誘い

自分の家から20分ほどの山に設置してあるなこわなにイノシシが入ったとのこと。
止めさしや処理など含めて見学しないかとのことだった。

「いきます!!!!!!」

もちろん即答。

子どものイノシシ

待ち合わせ場所に向かい支部長さん+猟友会員の方と合流。
わなの場所までは軽トラに乗せてもらって移動した。
目の前に見えてきたのは大きな「はこわな」に入った小さなイノシシだった。
推定は1歳くらいとのこと。体重も16kg程度?らしい。

殴打にて止めさし

本来は銃で止めさしする予定だったらしいが、諸々の悲しき事情で殴打することになった。
はこわなの隙間から輪を作ったロープを垂らし、イノシシの首にかける。

「(心の)準備はいいか?」と支部長さんに問われる。
「大丈夫です」と応答。

自分の役目はイノシシにかけたロープを力いっぱい引き、イノシシを吊り上げること。
子どものサイズだからこんな力技も通用するのだろう。
吊り上がったイノシシの頭を猟友会員の方がマサカリのようなもので叩く。
このとき、痛々しい鳴き声が聞こえてきて、目を背けたくなる。
イノシシが動かなくなったところで耳の後ろにナイフを突き立て、全てが終わる。
印象的だったのはその血の赤さ。初めて見る赤さ。まさに鮮血。
この映像はなかなか痛烈に脳に刻まれたと思う。

この日の夜に支部長さんが気を遣って電話をくれた。
どうやら今日の体験で自分がトラウマになってやしないかと心配になったらしい。

確かに衝撃的だったけど、狩猟をする上では避けられないことだろう。
「大丈夫ですよ〜」と元気に返答した。

さて、今年の猟期まで射撃場に通って練習しよう。