【宮城県】狩猟免許試験(第一種)の受験と合格

2023/07/12(水)に狩猟免許試験を受験してきた。
その時の記録をここに残す。

受験結果

合格

結果発表は試験から9日後の07/21(金)。
発表方法はWebが最速で追って郵便にて通知される。

知識試験(午前)

三者択一。マーク方式。第一種のみ受験のため、試験時間は90分。
試験官は猟具の実技以外は庁舎の職員の方のよう。

午前中は知識試験ということで問題集を中心に問題が出題された印象だった。
全体的には簡単めだったような…?
まぁ1問程度、問題集で見ていない問題があったので狩猟読本を読み込んでカバーしなければいけなかった。ちなみに自分は華麗に間違った。
気になるのはその1問程度で残りは解けたように思える。点数開示もできるようだが、するつもりはない。
問題は見直しも含めて20分程度で終了のため、退出可能になるまではとにかく見直しを繰り返した。

知識試験の結果発表

受験者一同が早く問題を解き終えたため、試験の進行が早まり予定より前倒しで知識試験の結果が発表された。
途中退出した受験者たちがゾロゾロと戻ってきて、張り出された結果を眺めている。
ドキドキしながら結果を確認すると、無事合格ということで一旦安堵。昼休みかと思いきや、すぐに適性試験が始まった。

適正試験

以下の順番で進行した。会場の中に5〜6名ずつ呼ばれて、一人ずつ試験を受けていく感じだった。

視力

椅子に座って、試験官が示すランドルト環の向きを答えるというもの。このとき、時計の盤面のようなボードの中心にランドルト環があり、方向は数字で答えるように指示される。
うろ覚えだが、6方向くらいしかなかった記憶。

聴力

試験官に背中を見せるように椅子に座り、音が聞こえたら手を挙げるというもの。
聞こえないわけないくらいの音量だった。

運動能力

試験官を数名で囲むように立ち、試験官の動きを模倣するというもの。
屈伸やバンザイ、手先のグーパー、片足立ちといった内容だった。
片足立ちの不意のグラつきに注意すれば特になんていうことはない。

昼休み

適正試験が終われば待ちに待った昼休み。
一息つきつつも午後からの試験に備えた復習をする。
といっても、銃器の安全点検の掛け声や団体行動の動作の復習くらいしかないけど。
事前講習がかなり曖昧な感じに終わったので、この復習も合っているか分からない。
とにかく、銃口を人に向けない、引鉄に指をかけない、動作の前に薬室内、銃口内を確認することを意識に刻み込むようにした。

技能試験(午後)

午後の試験は鳥獣判別から始まった。
ここらへんの順番は受験者によって異なるらしく、正直法則は分からなかった。

鳥獣判別

5〜6人が会場内に招き入れられ、椅子に座る。
前にいる試験官が紙芝居のように狩猟・非狩猟鳥獣の絵をめくっていくのでテーブルに置かれた解答用紙に5秒以内に解答を記入していく。
狩猟鳥獣なら「◯」と鳥獣名。非狩猟なら「✗」のみを記入する。

これは一般的に認知(?)されている口頭の試験ではなかった。
さらに数人で一斉に実施するので心細さもなくてよかった。
鳥獣判別後は銃器の取り扱いだが30分以上待ち時間があった。

銃器取扱

ん〜…この試験だけは書きたいことが滅茶苦茶あるのだがこらえて部分的に記載する。

会場には数人が1グループとして案内された。
この試験だけは試験官が猟友会の方が2名。
前回の講習で怒鳴っていた方が号令などを出し、もうひとかたが採点を行っている様子。
誤解を恐れずに言えば、試験は先日の事前講習の延長のよう。
故に今回も試験官が受験者を怒鳴っていた。え、これって試験なの?

また、庁舎の職員の方は会場入室前の受験者に対して「試験官の方がとても厳しい方なので、強い言葉が出るかもしれませんが冷静になってください」とお願いしていた。

これって、試験官とモメないでねって言っているような気が…。

全ての行動を全員で一斉に実施するため、試験官も全員をしっかり見れているのか不明。
逆に言うと受験者的には、事前講習の内容があやふやであってもなんとか対応できるのかも。
銃器取扱がこんな塩梅だったため手応も何も分からなく、モヤモヤした感じを一週間引きずることになった。

目測

最後は目測試験だった。
前回の講習と同じ場所へ移動し、試験官が10m、30m、50m、300mをランダムに質問してくる。ここで30m地点を前回の講習で教えてもらった解答と若干違う答え方をしてしまった。
これを試験官はどのように受け取っただろうか。
銃器取扱に続き、若干のモヤモヤを残しつつこれにて全ての試験が終了した。
各自解散らしく、明日は猟銃の講習会と試験があるため足早に会場を後にした。

tk-hunting.hatenablog.jp

まとめ

狩猟読本や問題集が結構なボリュームだったため、事前講習の前から勉強を始めていた。
猟銃等講習もあったため、こちらの試験に関しても100%の力を注げなかったが問題集を2周くらいして、数字関係をしっかり覚えておけば知識試験は大丈夫だった。

実技に関しては他県のYoutubeも見たりしたが、宮城県とは銃口内の確認動作や掛け声も全く異なり衝撃をうけた。全国で統一されていないんだ…。
厳密な動作を求められていると思っていたが、引鉄に指をかけまくるとか銃口を人に向けまくるとか、全く銃口内の確認をしないとか問題行動を起こさない限りは宮城県の実技はOKなんだろうか?
この合格は通過点に過ぎず、まだ狩猟にも出ていないので引き続き勉強をしていきたい。
銃猟の免許には合格したものの猟銃の所持に許可がでなければ、合格の意味もなくなるので最善を尽くしていきたいと思う。