【宮城県】狩猟免許の初心者講習を受講した


狩猟免許試験のための初心者講習を受講してきたので、記録しておこうと思う。

講習の流れ

講習は午前の部、午後の部とあった。法令、鳥獣の保護管理、鳥獣について、猟具について、各猟具の実技、目測といった流れで各講師から説明を受けた。

座学

座学に関しては受講生は座ったままで、講師が読み上げる狩猟読本の内容を目で追いつつ、マーカーなどで線を引くというものだった。
講師の方も問題がここから出るとピンポイントでは分からないため、とにかく大事な部分を読み上げる方式を取っているそうだ。
こういった講義スタイルが苦手な人には物凄く辛い時間になるのではないだろうか。自分は幸いにも眠くなることなく聴講できた。

だが、休憩時間が少なく集中力が切れそうになることもあった。狩猟読本を読み上げつつも、「ここらへんは試験にでるようですから〜」と重要な一言をポロリと言ったりしていたので、油断ならない。
全体的に時間が足りていないらしく、読み上げが早口になったり、ここは読んでおいてくださいといった対応で切り抜けている部分もあった。

鳥獣判別

午後は鳥獣判別などについて講義を聞いた。個人的にはかなり不安な試験項目だ。
しかし、とても嬉しいことに当日の出題内容を教えてくれるという出血大サービスがあった。
出題の順序は異なるらしいが、範囲を絞り込めたのはとてもありがたい。

実技

午後は実技の講習もあったが、これが色んな意味でかなりの問題項目。自分は第一種銃猟免許のため、散弾銃の扱い方の実技があった。

以下はあくまでも自分が感じたことだ。とくに他の受講者と共有したわけではない。

自分の時の講習は5名1グループで実施された。とにかく何も分からないため、模範演技みたいなのを見せていただけるかと思いきや、それは無し。

口頭で動作などを説明されて、それを受講者が再現してみせるという難解なものだった。
そして、講師の方がとにかく怒鳴りまくり。
個人的には怒鳴ることは悪いことだとは思わない。銃を扱っているわけだし、引金に手をかけて怒鳴り散らされることで、今後の事故を防げるなら安いもんだ。

しかし、実際の動作が分からないまま「やれ」と言われて、モタモタしていると怒鳴られるというのは講習としていかなものだろうか。

私らみんな初めてでっせ。

怒鳴られて萎縮してしまって動作を覚えられなかった人もいたのでは?
初心者に「あなた達やること分かってるでしょ?」的なスタンスの教育はなんだかなぁと感じた。
他の地域も一緒なのかな?

一度では動作を覚えられなかったので、他グループの実技もずっと観察していた。試験までの一週間はYoutubeなどを見て復習したいと思う。とてもじゃないけど合格できる気がしない。
講習は撮影、録音禁止だったがせめてこの実技だけでも撮らせて欲しかった。

ちなみに空気銃の実技講習もあり、自分たちのグループはまた怒鳴られるんじゃないかとビクつきながら講習場所に向かったが杞憂に終わった。
こちらの講師の方はとても気さくでユーモアを交えながら教えていただいた。

銃の分解・組立

愚痴ばかり言っていても仕方がないので最も不安な要素について。
分解は比較的簡単にできたが、組立が難しかった。特に銃身を機関部に組み合わせる部分だ。講習中はとりあえずくっつけたらハマるという奇跡が起きたが、仕組みを全く理解できなかった。

講習の最後に居残りして練習したり、講師の方からやり方を聞いたりしたが、模擬銃によって組み合わせの部分の構造が若干異なるということに気がついて絶望。試験当日、同じ銃にあたる保証はない。

もはや、組立は祈るしかない。

目測

最後の項目は目測ということで、会場の外に出て10m、30m、50m、300mの目安を教えていただいた。
自分の歩幅で10mを歩くことで家でも距離を確認できるとのこと。
後日やってみよう。

メモ

今回の初心者講習で聞いたことを以下にメモする。

  • 試験当日はスリッパ、半ズボンという服装はやめとけ
  • 運動能力の試験で片足立ちがあるが、5秒以内に足をつくと失格
  • 銃砲の取り扱いについて、試験官は銃口の向きと引金の指を注視している。とにかく人に向けないこと。引金に指をかけるのは自分の銃を購入するまでありえないこと

残りの期間

不安が減ったり増えたりな講習だったが、とにかく勉強、復習あるのみ。
猟銃等講習の勉強とバランスよく取り組んでいこう。